粟津則雄は文芸・美術を対象とする評論家です。
文学の分野では主にフランス文学を評しており、中でもアルチュール・ランボーは全作品を訳するほどに縁の深い作家です。また正岡子規、草野心平を筆頭とする近現代日本の詩人にも造詣が深く、詩歌表現の評論を多く発表しています。
粟津は美術評論家としても筆をとっています。パウル・クレーやオディロン・ルドンの評伝をはじめ、西洋美術史全体に対する芸術体験から論を展開。また実際に美術品を集め、ルドンやジョルジュ・ルオーをコレクションに連ねました。親交があった池田満寿夫、浅田浩らの作品も彼の所蔵です。

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