レオノーラ・キャリントンとレメディオス・ヴァロには多くの共通点がありました。
魔術や錬金術に惹かれ、シュルレアリスムに参加しながらも半ばミューズのような立場を経験し、戦争勃発とともにパリを脱出した両者は亡命先メキシコにて再会します。
二人の作風は線の細さ、魔術的・錬金術的イメージ、温かみのある獣たちと類似点が顕著です。一方で、絵画への向き合い方やモチーフ、技法など重なり合わない点も多いのではないでしょうか。彼女たちの親交を知ることで、互いの影響のもとに生まれた表現と独創の産物の共存が浮かび上がってきます。

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