15世紀~18世紀のヨーロッパの貴族や学者の間で、ダチョウの卵やオウム貝、東洋の陶磁器やからくり人形など、世界中の様々な珍品と、奇想の芸術品を収集する博物陳列室がを作ることが流行しました。

こうした部屋はドイツ語でWunderkammer(ヴンダーカンマー)またはKunstkammer(クンストカンマー)と呼ばれ、そのコレクションは後に博物館の建造の前進となりました。

日本では東京大学・京都大学などが学術標本を収蔵し、現代版「驚異の部屋」をテーマとした展示空間を実現させています。

また、澁澤龍彦、稲垣足穂、種村季弘、瀧口修造やシュルレアリスム作家のコレクション、ジョセフ・コーネルのボックスアートにも、ヴンダーカンマーに通じる美学が感じられます。

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角、象牙細工、ミニチュア細工、錬金術文献、医療器具、天球儀、地球儀、オートマタ、アンティーク、鉱物、標本、マニエリスム、呪具、からくり時計、扇子。

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