1970年代から、フランス語の翻訳詩集や日本の詩集を中心に、美しい限定本を刊行してきた個人出版社、森開社の本です。
森開社の歴史は1973年、絵本の自費出版の経験を持つ小野夕馥がジャン・コクトー「白書」を限定版として刊行したことに始まります。
その後彼は白鳥友彦や堀口大學らと交流を深め、フランスから持ち帰った未邦訳作品を出版し続けます。また左川ちかや日本のモダニスト詩人を発見し、綿密な調査を経て単行本にまとめ上げました.。
少部数で刊行されている本はシンプルながら色遣いや見えにくい部分の紙にまで趣向が凝らされており、その瀟洒な装幀が大きな魅力です。「左川ちか全詩集」背と題紙の左手のマークや「ジャン・コクトー詩集 フランソワの薔薇」ページに背景として咲く薔薇のイラストがさりげなく華を添えています。

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