幸福論 寺山修司 粟津潔 装幀

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筑摩書房 1969年初版 単行本 ソフトカバー ビニールカバー 箱付き 275ページ

【カバー袖より】従来の「幸福論」は、ほとんど書物の中に構築されている思想であった。そしてアランやヒルティに限らず、ボナールの「友情論」や武者小路実篤、亀井勝一郎その他の幸福哲学は、一言でいえばどれも心に唯したものばかりで、まるで、羊毛が紅に染められるように、人生が幸福で染められてゆくような、美しさにあふれていた。それは、一言でいえば人格的関係から世界を見るための認識学の学習である。だが、と私は考える。ヤサグレとかオマンコとか、ヒンメクレとかヤチバと言ったスラングを用いている裏町の「思想家」たちには、幸福について語る資格はないのか。「おまえ、おれ」どころか「こン野郎」「あほったれ」と呼びあっている人たち、――まるで、書物など読むことのない人たちにとって、幸福論の、論とは何なのか。

状態:並下。箱の背に色飛び、汚れがあります。その他箱に汚れ、スレ、傷み、少々黄ばみ・退色があります。本体のビニールカバーとカバーにシミ・汚れ、スレ、少々傷み、黄ばみがあります。底に箱のホッチキスの錆による汚れがあります。

※ネコポス可(送料310円)

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