Etnografisch Museum Antwerpen　1999年　単行本　英語　ハードカバー　253×303mm　192ページ

円空は旅に生きた仏師です。30年にわたって全国を行脚し、衆生救済のため各地で仏像を彫りました。円空の作品は一般的な仏像と異なり非常に抽象的で、それでいて柔和なイメージが豊かに表現されているのが特徴。木目の流れや鑿の跡が作品と融合し、仏の姿を浮かび上がらせる様が見事です。本書では時代や修験道など円空の属した世界の解説に始まり、素朴な慈愛に満ちた作品を紹介します。

状態：並。カバーの表紙と裏表紙に薄い汚れ、少々の傷みがあります。天小口に若干のヤケがあります。後ろの見返しに古書店札をはがした跡、鉛筆での値段書きを消した跡があります。